スピードレーサー
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『 マッハ ゴーゴーゴー 』 がハリウッドで実写映画化されたものです。
アメリカでもいつ頃かは分かりませんが、この原作アニメが放送されていたらしく
そのタイトルが 『 スピード レーサー 』 だったんですね。
ただのタイトルかと思っていたんですが、スピードレーサーは主人公の名前でした。
『 スピード 』 がファーストネームで 『 レーサー 』 がファミリーネーム
原作の主人公は 『 三船 剛 』 で 『 ゴー 』 で 『 GO! 』 な訳ですが
アメリカ的には直球すぎなのでは・・・と、ちょっと心配になります。
一応原作の GO! な雰囲気を考慮してそうなったんでしょうね
他では、今もつづいている 『 強殖装甲ガイバー 』 という日本の漫画が
アメリカでかなり前に実写映画化されたときの主人公の名前は
原作では 『 翔 』、アメリカでは 『 ショーン 』 でした。
国境を越えるといろいろありますね。
さて 『 スピードレーサー 』、予告編をご覧になられた方ならわかると思いますが
あの色使い・・・。原色艶やかなCGワールドであのスピード感。
これを 2時間も観続けられるだろうかと心配になったと思います。
先に言っておくとあまり興行収入は芳しくないらいく
その辺の理由で観客が劇場まで足を運ぶのを敬遠してしまっているのでしょうか
ところが観てみればそんなことは全然気にもさせない面白さでしたよ。
しっかりした家族ドラマをよすぎる位のテンポとスピード感で始まりから終わりまで
ぶっ飛ばしてくれましたね。
キャストもベテランぞろい(ちょっとほろり)だし、ウォシャウスキー兄弟のセンスで飽くとこなしでした。
このノリならばあの世界観もありだなと。
と言うかそんな事は気にならないんですよ。やぱりドラマがしっかりしてるからですかね。
似た様な映画だと、『 ロストインスペース 』 を思い出しました。
あれもセンスがよくて面白かった。
古い物が新しく生まれ変わるって素敵ですね。
ド派でなノリで賛否両論あると思いますが、楽しいものは四の五の言わず素直に
楽しんだらいいと思いました。
キャラクター映画がウケる時代に、古い物から何を現代に蘇らせたのか
そんな事を考えると素敵な映画ですよ。ホントに。
さあ映画館へ!
h-mizoguchi